仮想通貨の詐欺に対策を！よくある手口を例をあげて解説します！

仮想通貨の世界では詐欺が横行しているので対策が不可欠です。

投資や融資などのお金がかかわる業界では詐欺による被害が昔から絶えません。仮想通貨も例外ではなく、詐欺の被害に遭っているケースが世界的に多くなってきています。

この記事では仮想通貨の詐欺に遭わないために、よくある手口を解説します。仮想通貨取引を始めて詐欺に遭わないように対策できるようになりましょう。

仮想通貨では詐欺に注意！

世界的に仮想通貨詐欺の被害が多くなっているので、取引をするときには詐欺に注意しましょう。

仮想通貨に関連する詐欺が増えているのは、詐欺によって悪意のある人が利益を出せる可能性が高いと考えて注目しているからです。仮想通貨投資によって資産を数万倍以上にした人が世界中にいます。

莫大な資産を形成したいという気持ちで興味を持つ人が多くなり、メディアでもよく取り上げられるようになりました。

お金が欲しいと思っている人につけ込むのは詐欺の基本的な考え方です。仮想通貨が人気になってきた今がチャンスと考えて、さまざまな手口の詐欺が横行しています。

仮想通貨ではどのような詐欺の手口が多いのでしょうか。

株式やFXなどの金融商取引でもよくある詐欺も含めて、典型的な手口を紹介します。手口を理解していれば危険に気づくことができるので理解を深めておきましょう。

架空の取引所の運営による詐欺は、仮想通貨が人気になり始めた頃には主流でした。

現在では下火になっていますが、これは個人情報もお金も奪われる詐欺なので注意が必要です。お得なサービスを提供している取引所だと宣伝している取引所に登録して入金してみたものの、仮想通貨を売ろうとしたら拒否されてしまって現金にできないというのがよくある手口です。

取引所がそもそも存在していないので、資金は既に持ち去られてしまっています。対応策を考えているうちに取引所が消えてしまうというのが典型的です。

ICO（Initial Coin Offering）にかかわる詐欺は仮想通貨ならではの詐欺です。

ICOとは新しい仮想通貨が公開されて取引所に上場することを指します。上場すると仮想通貨の価格が大幅に上がることが多いので、上場前に買っておかないかと誘いをかけられたら買いたいと思う方も多いでしょう。

この魅力を狙った詐欺では、購入した仮想通貨そのものが存在しなかったり、仮想通貨が存在していたけれど直ちにプロジェクトを終了して資金を持って雲隠れしたりするのがよくあるケースです。

ポンプ・ダンプは計画的におこなわれている価格操作の詐欺です。

ある仮想通貨の価格が上がるとわかる情報をメールやSNSなどで公表すると、多くの投資家が利益を狙って購入するでしょう。その結果としてその仮想通貨の相場がつり上げられます。

価格が上がった時点で仮想通貨を全量売却することで大儲けができます。大量の仮想通貨を売ったことで価格が急落し、慌てた投資家が売ってさらに価格が下がるという現象が起こります。ポンプ・ダンプは数十秒から数分の間に起こる価格操作です。

ポンジ・スキームは「仮想通貨で投資をすれば儲かるから出資して欲しい。出資者には利益の一部を還元する。」という形の詐欺です。

仮想通貨で儲かっている人がいるのを知っていると、慣れている投資家に任せれば利益が出るのではないかと思う人も多いでしょう。

しかし実際には仮想通貨で運用をすることはなく、出資を受けたお金を持ち逃げするだけの詐欺です。

フィッシング詐欺は仮想通貨取引所などになりすましてメールやSMSなどを送り、情報を奪おうと働きかける詐欺です。

虚偽のログインページに誘導してIDとパスワードを盗み取るのが典型例となっており、「すぐに支払わないと口座が凍結される」などといった煽り文句が入っていることが多く、冷静さを失ってしまって詐欺の被害に遭うことがあります。

どちらかというと振り込め詐欺に近く、クレジットカード会社や金融機関などになりすまして、支払いが確認できていないといった督促をしてお金を騙し取る詐欺もあるので注意が必要です。

仮想通貨での支払いを求めるケースがありますが、取引所を装って手数料の支払いを日本円で求めることもあります。

仮想通貨の詐欺は手口がたくさんありますが、ほとんどは金融関連の詐欺として昔からおこなわれてきたものです。

架空の取引所に登録させようとしたり、フィッシング詐欺をしたりするのはインターネットが広まってからはよくある詐欺のパターンになっています。ICO詐欺も株式投資でIPO詐欺として知られていたものを仮想通貨に当てはめたに過ぎません。

どんな詐欺があるのか、またそれはどういった手口なのか？がわかっていれば回避できるので、きちんと頭に入れて安全に取引していきましょう。